ブルーマロウと葵の関係

京都の3大祭のひとつに「葵祭」というものがあるそうで、先日雑誌でそんな記事を読んで気になった葵について。

このお祭りは5月15日に行われて、このお祭りが行われる下鴨神社と上賀茂神社の神紋である葵の葉を桂の枝に絡ませたものを飾るそうです。機会があったらいつか行ってみたいです。

ブルーマロウの和名が「ウスベニアオイ(薄紅葵)」でアオイ科の植物なので、葵祭で飾る葵とブルーマロウは同じ種類なのだろうか??という疑問が浮かび、少し調べてみました。

結論から言うと、葵祭で飾るのは「二葉葵」という種類で、アオイ科ではなくウマノスズクサ科の植物という事でしたのでブルーマロウとは違う種類のようです。

二葉葵は、徳川家の家紋にも使われるハート型の葉っぱが特徴的です。ブルーマロウの葉っぱはハート型ではありません。

二葉葵の花はどんなものかと調べたら、ブルーマロウの花とは全く形が違って花びらがない萼だけの丸いお椀のような形でした。

アオイ科の植物はたくさんあって、ブルーマロウに似ている時々お庭の観賞用で見かけるタチアオイ(立葵)やオクラの花も葵の一種です。

他にも沖縄のシンボルのようなハイビスカスもアオイ科の植物です。夏に大きな花を咲かせる芙蓉もアオイ科で、チョコレートの原料のカカオやドリアン、コットン、ケナフもアオイ科と知ってびっくりしました。

フユアオイ(冬葵)という冬に咲く葵は、日本では古くから中国から伝わって種が生薬として使われていたそうです。なので昔は葵というとこちらの冬葵の事を言ったようですが、現在は立葵などの青い花の咲く方を葵という事が多いようです。

ブルーマロウの学名がMalva sylvestrisなのですが、この冬葵も同じMalvaから始まる学名Malva verticillataでした。見た目が似ている立葵は学名が違ってAlthaea roseaなので、見た目は似ているけれど分類上は少し違うのかもしれません。

ハーブでブルーマロウと並んでよく使用されるマシュマロウの学名はAlthaea officinalisです。和名はウスベニタチアオイ(薄紅立葵)。学名から見ると立葵の仲間のようです。植物の分類ってややこしい。

そこでふと、最近子供のお名前ランキングで必ず出てくる「葵」ちゃんはどの葵の事を指しているのか疑問に思いました。

お友達の子供の名前がちょうど葵の字を使っていたので聞いてみたら、家紋で有名な二葉葵と、花が綺麗な立葵の両方の存在は知っていて、どっちか片方を意識して付けたわけではなく、両方の植物のどちらも凛とした名前と植物自体の雰囲気で付けたとのこと。

ハーブのブルーマロウも葵の仲間だという話をしたら喜んでいました。

葵と言うと二葉葵なのか立葵なのかの認識は、家紋や歴史の方に馴染みがあると二葉葵を、お花好きは立葵とイメージするのかな、と思いました。

名前が同じでも別の植物というものは結構あって、今までブログでもバーベナの話や、ゼラニウムの話もしたかも。

我が家のブルーマロウは昨年花が咲いて収穫しました。その後枯れた状態で年を越し、春に葉っぱが出てきたのですが、うまく育たずこのまま枯れてしまうかもしれません・・・。写真は去年2020年6月のものです。

シェアする

フォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です