センテッド・ゼラニウムの花2種
↑ローズゼラニウム(Pelargonium graveolens)
↑ブルボンゼラニウム(Pelargonium asperum)
春、というよりももう初夏のような陽気になってきました。
こうなると庭のハーブも元気いっぱいで、今はゼラニウムの花が咲き始めました。この時期はどうしても生命力のあふれる植物が気になって、ついついブログが園芸ニュースになってしまいます(笑)
我が家にはローズゼラニウムとブルボンゼラニウムが植えてあるのですが、どちらも同じタイミングでお花が咲き始めました。
まだ一房ずつしか咲いていないのですが、あちこちに蕾がたくさんできているのでこれからどんどん咲きそうです。
エッセンシャルオイルでよく使用するローズゼラニウムですが、メーカーによってローズゼラニウムと並んでブルボンゼラニウムというエッセンシャルオイルも販売されています。
ローズゼラニウム(学名Pelargonium graveolens)の方は、名前の通りバラに似た香りですが甘く少し重たい雰囲気があります。それに比べると、ブルボンゼラニウム(学名Pelargonium asperum)はローズゼラニウムよりも軽い印象で、本などによると少しリンゴのような香りと表現されます。
若い葉っぱを触るとエッセンシャルオイルと同じ香りがします。二つを比べると、葉っぱの香りもやはり違いが分かり、面白いです。花には葉っぱほどの強い香りはありませんが、どちらも上品な甘い香りがしました。写真には撮れなかったのですが、ミツバチが蜜を求めて花にとまっていました。いい香りに誘われて来るのでしょうね。
お花の見た目はほぼ一緒。区別がつきません。でもせっかくなので両方写真を載せてみました!2つの花の違いをなんとか探してみると、若干ブルボンゼラニウムの方が花びらが大きいのかなとも思いましたが、個性なのかもしれないし、何とも言えないところです。
ちなみにゼラニウムというと、日本でよく栽培されている観賞用のお花を連想されるかもしれません。このゼラニウムとエッセンシャルオイルが抽出されるゼラニウムは系統が違います。エッセンシャルオイルが採れてやハーブや香料として使用されるゼラニウムを「センテッド・ゼラニウム」と呼んで区別しています。