ふきのとうとニッキの木

実家の裏にある畑にふきのとうが出始めました。

春の楽しみです。毎年てんぷらか酢味噌和えでいただいています。小さいころは苦手でしたが、今は大好きです。

このふきのとうが出てくる近くに、ニッキの木があります。小さいころから父がニッキの根っこを時々掘ってくれて、洗ってから乾燥させたものをよくもらっていました。

この乾燥した根っこを口に入れて、外側の茶色い皮の部分をカリカリかじるとニッキの香りが口中に広がります。私はこれが大好きで、もらうといつまでも口に根っこをくわえていました。

このニッキの木は、アロマテラピーやハーブ、漢方、お菓子作りなどなどで人気のスパイス、シナモンと同じクスノキ科の肉桂という植物です。シナモンは肉桂、ニッキの方は日本肉桂で、ニッキの方が辛みがあって似ているけれど少し違う香りです。

シナモンとニッキ。この違いを把握したのはほんの最近で、ずっと同じものだと思っていました。でもチャイや、アップルパイなどに使うシナモンの風味と、ニッキ飴の風味は明らかに違うので納得です。シナモンは樹皮に、ニッキは根っこの部分に強い香りがあるそうです。

小さいころからある実家のニッキの木はとても大きく育っています。葉っぱにも香りがあるのか手に取って試してみたかったのですが、背が高い木なので残念ながら届きませんでした。

ニッキ(日本肉桂)の木

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