紫根の芽

玉ねぎ染めやハーブの染色液を抽出したりして、今ちょっとした染色ブームです。

桜染めもやってみました。入手した枝を煮出して、このままでもピンクに色づくらしいのですが、長く熟成したほうがより色が出るとか、1か月くらい枝を定期的に煮出し続けるのがいいとかいろいろ調べると情報が出てくるので、できそうなものから試しています。

桜染めで布はまだ染色していないのですが、白い紙を染色液にしばらく浸けて乾かしたら少しくすんではいるものの、優しいピンク色の紙になりました。今度は白い布を染めてみたいと思います。

そんな話を周りにしたら、「今までこんな話しなかったけど、私も興味あるのよ!」と染色ネタで盛り上がった出来事がありました。

その人は日本の昔からある紫色に染色するために使われている「紫(むらさき)、紫根(しこん)」に興味があるとのことで、とある植物園で種か苗を分けてもらったことがあり、それから毎年育てているとの事。

「紫」は「ニホンムラサキ」とも言って、その根っこは「紫根」として漢方の原料としても使われています。

根っこは乾燥させると紫色になり、紫色の布の染色に使われるそうです。昔からこの染料で染めた紫色は高貴な色として、天皇や身分の高い武士などが身に着けるものとしていた時代もあったようです。

ニホンムラサキは絶滅危惧種になっているようで、自生しているものは少ないようです。なのでその方のように愛好家がニホンムラサキを育てて守っているとのこと。インターネットで調べてみると、「紫を育てて守る会」のようなサイトをいくつか見つけることができました。

そして私も、貴重な種を5つだけもらって栽培してみることに。

3月下旬に撒いて、しばらく芽が出る気配がなく、だめなのかなあと半ばあきらめていたら、4月入ってすぐに1つ芽が出ました!

その後今日までに3つの芽が出て、種5つ中3つの芽が出てきています。実はこれもインターネットで調べた時に書いてあったことで、ニホンムラサキの発芽率は低くて、だいたい20%だという事でした。なので芽が一つも出ないことも考えていたので嬉しかったです。

高温や強い日光に弱く、栽培が難しいようなのでうまく育てられるか分かりませんが、また大きくなりましたらこちらで紹介できればと思います。

紫色の染料も根っこを収穫して抽出できたら楽しいなと、まだまだ先の事を想像してわくわくしています。

ちなみに写真の3つの芽ですが、真ん中の小さい芽には、まだ種のカラがついています。ニホンムラサキの種は真っ白でつるつるしています(下の写真)。お花は6月~8月頃で、こちらも白く小さい花が咲くようです。紫なのは、根っこだけなのですね。

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