乳香・没薬とクリスマス

アロマテラピーでクリスマスの話というと、新約聖書のキリスト誕生の時の話が有名です。

キリストが生まれた時に東方の博士3人が黄金、乳香、没薬を贈り物として捧げた、というお話です。

この乳香はアロマテラピーでも使用されるフランキンセンス(オリバナムとも言います)で没薬はミルラの事です。

聖書に載っている香りを現代の私たちがこうやって使用できる、というのが考えただけでもわくわくしますし、乳香・没薬どちらの香りも深い呼吸をさせて気持ちを落ち着けてくれてお香の原料などにも使われ、神聖な香りなんだなあという実感もあります。

そんな乳香について、ナショナルジオグラフィックのウェブ版に原料となる乳香の木が減っている、という記事が載っていましたのでご興味ある方はリンクをご覧ください。

乳香の木が減っている、イエスに贈られた伝統香料
香水や精油に重宝されてきた樹脂、採りすぎで木が傷だらけに

ナショナルジオグラフィック日本版(2019年12月19日 Newsより)

木に傷をつけて原料を採取する乳香は、健康な木を保つためには1年に採取できる上限があります。ですが、需要があり、貧しい地域の唯一の収入源であることから、上限以上に木を傷つけて採取しているという現状があるようです。

絶滅から守りたい、けれどそこで生活している人の収入源がなくなる、というどちらを選択してもどちらかが困窮してしまうという状況。難しい問題ですし、簡単には解決できないことなのでしょう。持続可能なものとして、この先も乳香が無くなることがないように、使う側も考えながら行動しなければならないと思いました。

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