エッセンシャルオイルとアゲハの幼虫

先日育てている山椒の木に、まだ緑色になっていない小さなアゲハの幼虫が3匹むしゃむしゃ葉っぱを食べていました。けっこう葉っぱを食べられてしまいました(泣)。

基本的に育てている植物には殺虫剤などは使わないので、いつもこのような虫さんたちは、割りばしでつまんでさよならしています。

始め黒っぽいいもむしなので、何の幼虫かわからずとにかくこれ以上山椒を食べられては困ると、すぐに割りばしでつまんだところ、頭のてっぺんから黄色い角を出して威嚇されてしまいました。とてもびっくりしました~。

私はいもむし系統は正直あまり得意ではありません。なのでアゲハの幼虫を子供の頃に育てたり、観察したこともなかったので、この角をだして威嚇するということ自体初めて知りました。

そしてこの威嚇中に、なぜかエッセンシャルオイルのような匂いがしたのです。

私はオレンジに似たような、プチグレンのような匂いを連想しました。

その後調べてみると、アゲハの幼虫から威嚇する時に匂いの物質を角から放出させているという事が分かりました。

しかもその成分が、エッセンシャルオイルと同じ「テルペン系」の物質なのだそうです。

私が威嚇されたときに感じたエッセンシャルオイルのような匂いは、同じような物質をアゲハの幼虫が出していたからなのですね。

テルペンについて改めて調べてみると、ウィキペディアにはこのように書かれていました。

テルペン (terpene) はイソプレンを構成単位とする炭化水素で、植物や昆虫、菌類などによって作り出される生体物質である 。

アロマセラピストの勉強の中で、テルペンをエッセンシャルオイルの成分として理解していましたが、植物以外の生物からも作り出されるというのは初めて知りました。

威嚇なので、この臭いは嫌な臭いを放出しているようで、インターネットで調べると嫌な臭い、という表現をしている人が多いものの、嫌いではないという方も多数。

私はエッセンシャルオイルと間違えたくらいなので、嫌いな匂いではありませんでした。でもまだ緑色になっていない生まれて間もない?幼虫なので、もっと大きくなったら匂いも変わるのかしらとそのあたりも気になりました。

エッセンシャルオイルには昆虫忌避作用を利用して虫よけスプレーを作ったりしますが、昆虫も同じような物質を作り出しているということなのですね。

このアゲハの蝶が臭角という角から放出する匂い物質の詳しい成分が知りたくなりました。調べてみると、山椒の実には山椒独特の香り成分サンショオールのほか、シトラール、シトロネラール、ゲラニオールなどオレンジやプチグレンと同じ成分があったので、葉っぱにも同じような成分があり、このあたりが匂いの素なのかもしれません。

さらに調べると、アゲハ蝶はミカン科の植物の葉っぱのみを食べて育つとのこと。山椒はミカン科だという事も今回初めて知りました。

アゲハ蝶のメスは山椒の木の香りを頼りにしてそこに卵を産み、卵からかえった幼虫は美味しい山椒の葉っぱをもりもり食べて大きくなり、そしてその幼虫が育つ過程で外敵から守るために匂い物質を作り出す、というサイクルが出来上がっているのですね。

今回山椒の木で見つけたいもむしから、思いがけず色々な知識が増えました♪

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