共感覚と香り

エッセンシャルオイルをブレンドする時の説明で、香りを選ぶ際のアドバイスとして、「パレットで色を混ぜる感覚で」とか「お料理で味を考えるように」とか「音をイメージして考えてみては?」なんてお話をします。

香りだけで考えると、イメージしづらい場合は、他の五感に頼ってみるのも面白いかもしれません。

ラヴェンダーはむらさき色、オレンジはオレンジ、カモミールはクリーム色、ペパーミントは緑などなど、自分が感じた色でイメージするだけで、それを混ぜたらきれいな色で、いい香りになりそう、などと考えると新しい発見ができるかも。

音楽だったら高い音、低い音、のように明るく軽やかな香りの柑橘系から、重たいベースノートの樹木系などでメロディと低音の重なりを楽しむことができます。

触覚でも感じられます。「もっと尖った香りにしたいな」「丸みのある香りになった」なんていうのは味覚でも同じように表現することがあります。

これらはあくまでイメージなのですが、実際にとんがった香りや、うるさい味覚など、実際に五感の中のある一つの感覚を、別の感覚で感じ取ってしまう人がいます。

「共感覚」という感覚を持っている人で、人間の不思議な部分としてとても興味があります。

共感覚の本もけっこう出ているのでご興味ある方はぜひ読んでみてください。

五感を使って感じてみよう、というのは良く言われていることですが、こんな感覚を持っている人は色々苦労も多いようです。

イメージとして「とんがった音」とか「甘い色」みたいに表現しますが、実際にこういう風に感じ取ってしまう人がいるという事実と、言葉として使われている表現が似ているいうことも、面白いなと思っています。

写真は2002年に出版された当時に買って読んだ本ですが、ここでは共感覚は私たち誰もが持っている感覚だけれど、使われていない部分なのかも、みたいなことが書いてあります。

また、この共感覚を持っている人には芸術家が多い、なんて話もとても興味深いなと思いました。

「共感覚者の驚くべき日常 ~形を味わう人、色を聴く人~」思想社刊

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