美しいもの

秋が好きです。夏の暑さも嫌いではないですよ(笑)。何も考えずに気だるいような湿度と暑さに身を任せつつ、強い太陽の日差しにせっつかれて夏のレジャーを楽しんだりする忙しさはいいものです。

でもどうしてもそんな夏はゆっくり考えたり、本を読んだりという大好きな作業がしづらいので、やはり秋は楽しいのです。

読書の秋とか、芸術の秋などと言うように、ゆっくり落ち着いたことができる季節です。なかなかそのような時間も取りづらい日々ではありますが…。

学生時代は美術館によく足を運んでいました。気になるものを節操なく見ていたので、その中から自分の好みがわかってくると、またその興味から広がる世界があります。

心の琴線に触れるものをたくさん探して見つけることは、心を豊かにします。

小さい子供にはまだ芸術というものは分からないですが、「美しいもの」を見せたり触れることは、とても大切だと思います。

家の中を清潔に保つことや、ある程度毎日のリズムが規則正しい事、自然の中に美しさや永遠性を見つけて感動すること。

そんな日常を繰り返すことで、子供はバランス感覚を身に着け、自分の中の「良い」「悪い」を判断する心を育みます。

 

今まで自然療法に関わりつつ、自分の中で興味を持って勉強してきたことの一つに「シュタイナー」の思想があります。子育てで有名なシュタイナーですが、それだけにとどまらないとても奥の深い思想です。

何度かブログでシュタイナーの話をしたことがあったのですが、自分の子供をシュタイナーの学校に入れたいという気持ちは特になく、ただ自分の中の楽しみとして勉強して、そのなかで響いたものを毎日の生活に落とし込んでいるという感じです。

美しいものを見ることの大切さも、そんな勉強の中から気づかされたことの一つです。少しずつそんなお話もこのブログでしていけたらいいなあと思った秋の午後でした。(写真は雨に濡れるユーカリポポラス)

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