介護とアロマテラピー
もう10年以上前の話になるのですが、自分の母が体調を崩していた事もあり祖母の面倒をしばらく見ていた時期があります。
リウマチも長く患っていて、どうにか歩くことはできましたがほとんど寝たきりの祖母のお風呂に入れたり、着替えを手伝ったり、トイレのお世話をしたりなどをやっていたように思います。
アロマテラピーはそんな毎日にも色々と使うことができました。
臭いの気になることも多かったため、消毒用エタノールにエッセンシャルオイルを混ぜてお布団を干すときにスプレーしてみたり、お部屋の臭いが気になった時はエッセンシャルオイルを色々なところにティッシュに垂らして置いてみたり、ルームスプレーをそこらじゅうにふりまいたりもしました。むくみもあったのでプレシャスローズオイルなど気に入った香りで足のマッサージをすると喜ばれました。
テレビ番組などで認知症予防に朝はレモンとローズマリー、夜はラヴェンダーとオレンジを嗅ぐと効果的との研究結果が出て、しばらくアロマ業界は盛り上がり、今も「朝ブレンド、夜ブレンド」などとセットで売っているところもあります。
これからもアロマテラピーの様々な効果が期待されますが、高齢化社会になり、少しでも介護に頼らない高齢者が多くなればいいなとも思います。そのためにはアロマだけでなく、様々なことに興味を持って常に五感を刺激し続けることも大事なのかなと思いました。